僕が考える「いいサービス」
基本は、受け手の方の事をどれだけ考える事が出来るか・・・って事だと思います。
ずいぶん前・・・高校生の時、サッカー部の友人に僕が何気なく聞いた事・・・・
「サッカーのウマイ、ヘタ・・・どこでわかる?試合中・・・」
友人は
「ゲームの中で一瞬。ワンプレー。・・・ウマイヤツはいいシュート、いいパスを出す・・・・ヘタなヤツは、その一瞬にミスをする」
20年以上経ってから思い出した言葉。
「いいサービス」がしたい、と思った。
だから一瞬を見逃したくない。
その一瞬で判断されるのだ・・・・。
レストランサービスとはシビアな世界だと思う。。
今、当店がその粋まで達しているか・・・まだまだ×∞です。
だから努力の甲斐があるってモンでしょう。。
数ヶ月前・・・・・
あるお客様が東京の某有名フレンチに食事に行かれての感想で・・
「やっぱり、よかったよ〜!!ナニが良かったって!?サービス!サービス!」
どんな風に???
帰る時、クロークに預けてあったコートを受け取り・・・着ようとした、手にはバック・・・・。
その時に、自然と・・・・
「お持ちしましょうか?」とサービスマンが手を差し出した。
バックを持ってくれて、コートを着たそうだ。
その方の感想。
「料理も美味しかった・・・でも最後の!!ほんの少しの心遣いが!すごい。」
これがすべて・・・なんだと感じます。
実際、いいサービスとは?と若きスタッフ達、面接時に問う。
人それぞれ、考え方も色々。(当たり前)
では、彼等、彼女達・・・自らが言う「いいサービス」
自分達で実行出来ているのか。。。
理想だけで言ってはいけない。
「こう聞かれたら、こう答えればいいだろう」理想論を言っておこう・・・と。
20代の頃、神戸のホテルに勤務してレストランに配属。
その頃から「サーヴィス」に興味を持った。。
東京のホテルで上司に「いいサービスってなんやと思う?」と聞かれた時に
初めて深く考えるようになった・・・。
「押し付けのサービス」は良くない・・・自然に出るサービス
笑顔、立ち姿、身だしなみ・・に始まり、声のトーンに至るまで・・・・etc
基本的な事から・・・追求すれば限りなく・・・・・・・・・・
今でも出来る事ならドップリとサービスを追求してみたい・・・と思う時がある。
東京の上司に言われた言葉
「サービス・・・・優しくしてあげる事やろ・・・・ちゃうかな?」
あれから10年以上。
それ以来、僕の基本は「サービスとは優しくしてあげる事」
すなわち、優しい人間でなくてはならない。
「優しい(やさしい)」と言うのは「怒らない」とは違うと思っている。
オーナーシェフである以上、ニコニコばかりはしていられない。
誰が何をしようが・・・僕の店で起こった事は僕が責任を取る覚悟があるからだ。
駄目な事は「ダメ」である。
先日、「ほめて育てる」と言う事を勉強している・・・・・・・・・・・・とブログで書いた。
料理とは・・・本人が本気で「美味しい料理が作りたい!!」と思っていない限り、教える事は出来ない。
つまり、「何年かこの業界にいれば、作れるようになるだろう」と思っていれば、表面は解っていても「料理の本質」みたいなモノは理解出来ないんじゃないだろうか・・・。
エラそうな事を言ってはいるが、僕がすべて理解できている・・・とは思っていない。
だだ、東京の友人のブログに共感した部分があり、いい意味での「上下関係」「師弟関係」「職人気質」があってもいいのではないか・・・・と感じた。
色々な考えの方がおられるでしょうが・・・。
「いい意味での」
と言う事です。ご理解下さい。
少々話しが脱線したが、ここで僕が言いたいのは
「裏方である料理人がお客様に出来る最高のサービスは、自らが思う美味しい料理を全神経を集中させて作る事」
では、その為に何をするべきか・・・って事です
能書きを書いてしまいましたが・・・感じたままを。
まだまだ未熟な「お店」ではありますが、「心」だけはしっかりと持っていたいと思います。